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夕日の丘

夕日の丘
虎落笛(もがりぶえ)夕日の丘の麓より 華了

夜景続きであるが「夕日の丘」である。(ポジスキャン)
10月初旬に一度行ったが、もう一度行ってみた。
夕日の丘といっても北へ向けて開けているので夕日は撮れない。(夏でも無理だと思う。)
良い写真を撮るには、常やんが言うように多摩川の花火を入れるか、奥多摩の山並がシルエットに浮かび、形の良い雲に夕焼けがかかる、というような状況をねらって何度も通う必要がある。
富士山もここからは真西にあたるので、まともには撮れない。木々の間から望遠で狙って撮るしかないので、構図の自由はなくぶれやすく結構厳しいものがある。
富士遠望 富士遠望210分後

ところで、「夕日の丘」というと裕次郎を思い出すのは私だけでしょうか?
夕日の丘の麓行くバスの車掌の襟ぼくろ、別れた人に生き写し〜

ああ唄いたい!

タグ : 夕日の丘

富士山遠望

西に富士住めば都だ冬茜 華了

道である。(ポジスキャン)
箱根からの帰りにロケハンをかねて下道を走った。
夕方近く山北あたりの林道を登ってみると、雲に隠れていた富士が見え始めた。良い場所を探すが木立が邪魔をして東名が見通せる場所がなかなか見つからない。どんどん暗くなるので林道上に仁王立ちというような格好で車を停めて、東名と国道を入れて大慌てでシャッターを切った。林道の入口は車1台がやっとであるが数キロあがった山辺の少し開けた場所には人家も数十軒あり、火葬場まであって(夕闇が迫る山奥の火葬場は少しどころでなく大分恐かった)、こんな場所にも道さえあれば生活はあるんだなあと感慨を覚えました。(冬茜は冬の夕焼けの事)
近辺をロケハンしながら、御殿場遠望
御殿場遠望

鐘と星空
鐘

紅楓が好き

高幡紅葉
目が合ってたじろぐモデルとカメラマン 夢了

撮影会である。(20D)
高幡不動で日野観光協会主催のモデル撮影会「「のびゆく日野、新撰組」があった。モデルさんが新撰組の扮装で境内各所でポーズをとってくれて、10時から14時までの大サービスであった。モデルさんは地元実践女子大生や公募の人たちである。撮影会に行くのは2度目であるが今回はなごやかでやや落ち着けるものの、目線をもらったり、ポーズの注文をつけるにはモデルさんに声をかけるわけであるが、なかなかできない。あいつあんなことを言ってレベル低いな、とか思われないだろうかと他人が気になるのである。仕方ないので黙々と撮ると旅行の記念撮影みたいなものしか撮れないのである。デジタルで100枚以上撮ったが諦めて、境内の紅葉を取りつつ帰りました。紅楓はいいですね、いつになっても好きです。
高幡紅葉2

アロマ

アロマランプ
目を閉じよ遠き春よぶアロマかな 華了

アロマである。
アロマセラピーに凝っているわけではないが、十年くらい前からアロマエッセンスを使っている。初めのうちはカット綿やティッシュなどにたらして部屋に置いておくなどしていたが、数年前からはアロマランプ(というのか)を使っている。TOPのくぼみに水を入れてその上に2、3滴エッセンスをたらして置くと2,3時間は香気が立ち上るという仕掛けである。エッセンスはカモミール、サンダルウッド、ベルガモット、ラベンダーなど何種類もある(100均で売っている)ので気分によって使い分けている。おしゃれと言うより、部屋がおじんくさくならないように使っているというのが正直なところである。お香を焚くよりは手軽である。

タグ : アロマ

帰り花

返り花
返り花目に痛々しき憂き身かな 華了

帰り花である。
春に咲く桜や山吹、つつじ、桃、杏などが初冬、小春日和のころに再び花を咲かせることがあります。そんな季節外れの花を「帰り花」とか「返り花」といいます。「狂い花」「狂い咲き」という言い方もありますが、一生懸命咲いているのに失礼です。
温暖化で多くなっているようです。人間の場合は何と呼ぶのがいいのでしょうか。
なお、一度は堅気になった遊女が再び遊郭に戻ることも「返り花」いいましたが、これには少し切なさが伴います。

カニシャボテン

カニシャボテン
カニシャボテンポインセチアと覇を競い 華了

カニシャボテンが今年も満開である。奥方は早く咲きすぎるのでクリスマスまでもたないと不満げであるが、それはこちらの都合で花に失礼である。夏の間、半日陰の戸外に置いておくだけで見事に咲いてくれるので、立派、見事、きれいと可愛がっている。葉の間から時々夏の名残の虫がごそごそと出てくるのはご愛嬌です。
あちらではクリスマスカクタスというらしいが、日本語での正式名称は何でしょうか?
と、ここまで書いて、Yahooの智恵袋で回答を見つけました。↓
「カニバサボテンとシャコバサボテンの見分け方は、シャコバサボテンの葉の両サイドにはギザギザの突起があります。カニバサボテンの方は、葉に突起が無くフラットです。」だそうです。

タグ : カニシャボテン

高幡万燈会

万燈会
五重塔万燈のひかり集めおり 華了

高幡万燈会である。(写真はすべて20D)
万燈会とは、「灯明により自心の闇を照らし、妙なる香の薫りと空気を震わす声明の響きの中で祈りを捧げ、仏さまを供養する法要」だそうです。(そういえば昨日は撮るばっかりでお参りを忘れてしまった。)
いろいろなお寺でいろいろな時期に行われているので、今では観光行事の側面が強いような気がします。(俳句では日蓮忌(陰暦10月13日)と同義の冬の季語。池上本門寺の万燈行列(陽暦10月12日)は有名。ちなみに高幡不動尊金剛寺は弘法大師の真言宗で、なかなか商売上手ですよこのお寺)
屋台

高幡万燈会(11/22〜23)はシンボルである五重塔に提灯を下げ、欄干に蝋燭を灯すので高さと奥行きがあってなかなかきれいです。蝋燭が燃え尽きてしまうと絵にならないので始まる午後5時から2時間くらいが勝負です。
万燈会1 五重塔

タグ : 高幡万燈会

前田真三

前田真三
上高地山紫水明湖氷る 華了

前田真三である。
Book-Offに「上高地水明」がアラーキーと並んでおいてあった(こちらは200円)ので購入した。
そもそも、(というほどのこともないけど)私が写真に興味をもったのは真三さんの写真集「奥三河」を紀伊国屋で買ってからです。奥付を見ると1986年とありますので、その頃はもう大御所だったのでしょうけど、こんなしっとりした写真を撮りたいと思ったものでした。(こんな場所で行ってみたい、暮らしてみたいという気持ちだったかもしれないけど。)パンフォーカスできっちり構図の決まった写真は、それが何? と今では少し斜に構えることもあるけれども、写真集を見れば上高地に行きたくなります。ということはやはり良い写真なのです。
ちなみに、こちらにはセキュリティタグは仕掛けられていなかった。
閑話休題
作品展に来てくれた友達が1月ほどたったあるとき、「ねえねえ、私の親戚にも写真家がいるのよ」「ふ〜ん、プロなの?何撮ってるの?」「それで生活してたからプロよね、風景撮ってる。」「風景じゃ、生活すんの大変だよ、なんて人?」「前田っていうのよ、知ってる?」「前田!?--------- しんぞう?」「そう、真三おしさん」、--思わずしんぞうが止って倒れそうになりましたがかろうじてこらえました。拓真館にも何回か泊まりにいっているそうです。
八王子(前田さんの出身地)あたりで、前田さんの話をするときには注意が必要です。

アラーキー

アラーキー
春待つやピントやさしきアラーキー 華了

アラーキーである。
毀誉褒貶いろいろあるが、私は好きでスナップの先生の1人と崇めている。(あとはブレッソンと木村伊兵衛の両先生です。)そのアラーキー先生の御本(定価2600円、2004年9月発行)がなんと100円で(タイヤ交換の時間つぶしで入った)Book-Offで売られていた。
ある年の5月を日記風に撮ったアラーキーのいつものモノクロスナップ写真集だったが、なにかいつもと違うなと思ったら、全部の写真が縦位置だった。クルマドというタクシーの中から外を撮った写真シリーズや彼女のヌード写真とか、やり放題ですがなにか憎めないこの人、ホントはすごくやさしいのではないかと思います。
理解できた写真の中では肖像写真が上手いと思いました。
閑話休題
本を買ったときにきれいに包装してあったセロファンを店員がビリリと破いて、本の間から小さなタグを取り出した。セキュリティタグ(万引き防止用のICタグ)だそうで、アラーキーの本は万引きされる確率が高いのでこうした仕掛けを入れてあるのだそうです。
「100円の本でも?」と訊いたら、売れないんで最近値下げしたんだそうです---。

スタッドレス

スタッドレス(写メ)
冬タイヤ蜘蛛の巣掃い取り出し 華了

スタッドレスである。車の話が続きますが、早々と冬タイヤに履き替えたのは、今年は雪景色を多く撮りたいと思っていたところに、金曜日の午後1時から渋峠は冬季閉鎖です、などとラジオが言うので弾みがついてしまった。別に山奥に出かけるというつもりでもないけれども、備えあれば憂いなしである。チェーンも持っているし(8年前に買ってから一度も使ったことが無いが--)雪道は好きだし、多摩に雪が降ってもソレっと出かけられる。昔は幅30cm長さ1mの板2枚、牽引用ロープ、チェーンはいつも積んでいた。40年前の苗場から沼田へ降りる新雪の国道三国峠越え(ブタ鼻のコロナ RT40)、35年前の豪雪の奥志賀一ノ瀬からの脱出(ブルーバードSSS P510)、良く走りました。若かったですね。

タグ : スタッドレス

ツーリング

トンネル前を見る  追われる後ろを見る
時を追い時に追われて師走かな 華了

スポーツカーツーリングである。
N君からお声がかかってツーリングに出かけた。見よこの勇姿!
勇姿 勇姿2
車はバーキン(Birkin:スーパーセブンレプリカ)である。2000CC、公称出力150HPで車重600Kgであるから、キュッと加速するし、キュッと停まるのである。
但しあとは見てのとおり何も無い。当然マニュアルシフトの5段変速である。乗るのも大変で、寝袋にもぐりこむように両足を揃えて、ずりずりともぐりこむのである。ラジオすらなくバッグなどの荷物は膝の下に置くのがやっとである。
中央高速バス停で8時半に拾ってもらうが、事故で相模湖まで2時間の表示、早々に八王子で降りて滝山街道で奥多摩をめざす。途中2回のトイレ休憩(スポーツカーは揺れるし冷えるのである)をとりつつ10時半過ぎに奥多摩湖に到着。奥多摩街道や丹波渓谷紅葉は今が盛りで非常にきれいであった。
奥多摩湖紅葉
柳沢峠に着いたのが12時過ぎ、むぎとろ飯を食べて、トイレに行って、峠を下る。恵林寺脇を通って(この1ケ月で3回通ってますね)勝沼から中央高速、初狩パーキングでトイレによって(本日4回目)、日野バス停着2時、こんなペースのツーリングが丁度良いと思いますね。
なお頻繁にトイレ休憩したのはN君がタバコを吸うためであって(車から降りないと吸えないのです)、一部に誤解を招くような表現があったけど、高齢化のためトイレが近くなったためではないので、念のためその点よろしく。
TOPの写真は笹子トンネル通過中に撮ったもの。なにかタイムトンネルを抜けているような気がしました。

おまけで「みち」のテーマで2点
出口出口 カーブカーブ

長新太

長新太
末枯れや波長ピッタリ長新太 華了

長新太なのだ。(「末枯れ(うらがれ)」は草木の先の方が色づいて枯れること、秋の季語)
表参道ヒルズの帰り道に「crayonhouse(クレヨンハウス)」に寄ったら、書架の一番目立つ所に長さんのコーナーがあった、ぱらっぱらっとめくったら波長があって購入してしまったのが、これ↑である。
インターネットで見たら「長新太を知らない人はいないと思います。大抵の人は絵を見たら「ああ、知ってる」と言うと思うし、彼の話を1つも読んだことがないという人はいないんじゃないかな。「おしゃべりなたまごやき」とか「はるですよふくろうおばさん」とか「キャベツくん」とか「ぞうのたまごのたまごやき」とか。そうです、この人は絵本作家なんですよ。」と書いてあったが、不詳私、本人も作品も存じ上げなかった。
NIPPONコンシューマリズムを的確に描いたフレーズがたまたま買ってきた本【絵本画家の日記2(長新太)】にあったので紹介したい。
「いいものが売れなくて、わるいものが売れるんです。そうすると、わるいものがいいものになるんです」と、ある人が言う。「売れるものが、いい本なんです。絵の質の高さなんて、どうでもいいんです。絵の質が低いほど売れるんです。そういう絵は親しみがもてる、ということで評価されるんです。ここのところがわからなくてはダメですよ」
「質はともかく、売れるものをつくるのが、いい編集者ですよ」と、ある編集者が言う。「質はともかく、売れるものを描くのが、いい絵本作家です」と、ある絵本作家が言う。「質なんかわかりません。売れてるものを買うのが、わたしたちです」と、ある母親が言う。

長さんは昨年77歳で亡くなりました。

ヒルズ

六本木ヒルズ
夕焼けや輝き戻せ秋津洲 華了

ヒルズである。
NIPPON資本主義のシンボル、六本木ヒルズが夕日に輝きながら、金と物を吸い込んでいく。このビルに限らないが巨大な建物は巨大というだけで非人間的であるし、その時代の思想を映し出す。ピラミッドは古代エジプトの宇宙観や社会構造を、万里の長城は中央集権国家の力と恐怖を、NY貿易センタービルはグローバルスタンダードを標榜するアメリカ資本主義の価値観を------。甘えに満ちた日本官僚制資本主義の牙城、六本木ヒルズは光の反射で輝き、自ら輝く姿は見せないのである。
表参道ヒルズ  公衆トイレ
NIPPONコンシューマリズムのシンボル表参道ヒルズ。設計家安藤忠雄先生特有のガラスをふんだんに使ったこのショッピングビルは、螺旋式回廊で人々を消費快楽の高みへと誘うのである。そして公衆便所さえ輝かせずにはおかないのである。店名のほとんど100%が英語であるのは、アメリカ属国NIPPONを象徴している。壁画の人も買い物をしたくて仕方がないのでしょう(多分英語で)。消費者万歳!?。
壁画

タグ : ヒルズ

中村書店

中村書店
傷秋や詩集片手に街へでる 華了

レトロなお店#6
中村書店である。
志賀昆虫普及社の前をそのまま国連大学の方へ50mほどゆくと、帽子屋さん(これも結構レトロ)と並んで中村書店がある。詩集専門!の古本屋さんである。先輩が「結構有名だよ」と教えてくれたけれども信じていなかった。が、念のためインターネットで検索してみると大変な本屋であった。
(来歴についてはここをクリック)
詩人黒田三郎をして「ぼくなんかの講義を聞くより、宮益坂の中村書店にいっているほうが勉強になるよ」と言わしめた本屋であった。創業者の中村三千夫さんはいわば詩界のドン、お店は詩人のメッカ、というようなことであったようである(少し大げさ)。
そうとわかれば今度店に行って「黒田三郎の詩集、う〜ん「詩の作り方」なんて無い?」とか言ってみよう。言わないほうが良いな、恥ずかしくてあの辺歩けなくなっちゃいますよね。
それにしても先輩物知りですね。

枯露柿

柿簾 (20D) 柿簾ricoh(R4)
柿すだれ未だ生き生きと甲州路 華了

柿簾である。
柳沢峠へ向かう途中、去年も寄らせてもらった恵林寺脇の枯露柿(ころがき)の岩波農園に寄る。今年は青空バックで良い写真が--とは思ったものの、一年たっても進歩してねえなあ--を実感します。定点観測(自分の腕の)で同じ時期同じ場所を撮ってみるのもいいかもしれません。今年は、柿は不作だそうで、柿簾はありましたが、庭のほうにはほとんどありませんでした。これから1ケ月は干すので食べごろは12月の初めだそうです。農園の若旦那と子供の頃に2階の窓からおしっこをして(音がしないように屋根にするのはなかなか難しい。1階のトイレまでいくのは寒いし面倒くさい)干し柿にひっかけてしまった話をして盛り上がる。
柳沢峠にのぼり、丹波渓谷に下りる。ここの紅黄葉は渓流と相まって今が見ごろで素晴らしかった。谷間に日があたっている2時ごろまでに行けばもっと良かったと思うが、駐車できる場所がほとんどありませんので、写真撮るのはかなり苦労すると思います。
丹波渓谷ricoh(R4)
あとは、山越えして上野原から中央高速(行きも帰りも通勤割引で5割引)で帰宅。走行240Kでした。

タグ : 枯露柿

西沢渓谷

紅葉西沢
渓谷の紅葉踏みつつ紅葉めで 華了

Kさんと西沢渓谷に出かけた。
出発(6:30)→西沢渓谷着(8:10)→三段の滝(11:00)→昼食(13:00)→岩波農園(13:45)→柳沢峠(14:30)→丹波渓谷(15:30)→上野原IC(17:15)→帰宅6時過
途中、初狩PAで先生の真似をして富士を撮る↓。コンデジでも結構撮れますね。
初狩ricoh(R4 200mm相当)
西沢渓谷駐車場は未だ半分以上空いていた。仕度(フィルムは黄色がよく出る100Fを入れる)をして歩き始める。やはり黄葉が多く、紅葉は少なく、新鮮で(というのもおかしいが)形の良い葉は少ない。お昼の時に聞いた話では、紅葉は多分今が一番だろうが、3,4日前の大風で葉が落ちてしまった、とのこと、土日は雨だろうな、と少々がっくりしていた。それやこれやで途中厳しい所や撮影スポットなどもあり、三段の滝(まだ全行程の1/4)に着くまで3時間もかかってしまい、引き返すことにする。ここまでは渓流ははるか下を流れていて、この先渓流沿いの雰囲気の道となりそうな雰囲気だったが、お弁当も水も飴もガムも持っていないので仕方がない。結局4時間半休憩なしで歩きっぱなしだった。
黄葉西沢 落葉5枚
駐車場脇のドライブインで滅法愛想の良いお兄ちゃんとおねえちゃんに勧められた無料飲み放題の甘酒を飲みながら、おいしい山菜月見うどん(650円)を食べ終ると、気持ちもゆるみ「紅葉は飽きたね、もう帰ろうか」ということになり奥多摩経由で帰ることにする。 続く
燦燦ホームページにも何点かあげましたのでごらん下さい。

暮れなずむ高幡

暮れる高幡不動
行く秋や塔は裾から暮れ始め 華了

暮れなずむ高幡不動
快晴の日が暮れ、名残のうっすらとした夕焼けも終り、闇が近づいてきた。月も出ない。五重塔のライトアップもなく、菊祭りのよしず小屋の灯りも消えている。
暮れなずんで闇に溶け込もうとする塔をシルエットで押さえてみた。
R4,ISO800,1/6秒(手持ち、手ぶれ補正付)

男体山初冠雪

男体山初雪
番外:日光男体山初冠雪

昨日の強風で空気中のホコリがとばされたのか北側の山が見えて(それでも真冬ほどではないけれども)、雪をかぶった男体山が見えた。念のため写真を撮って(20D+300mm)おいたら、夜の天気ニュースで初冠雪だったとわかった。
ついでに以前から見えるのではないかと思っていた筑波山を、隣の屋根と電信柱の間に見つけた。それやこれやで今朝は結構忙しかった。
筑波山

秋の陰

秋の陰
もの置けばそこに生まれる秋の陰 虚子

立冬である。
木枯らしのような風が吹いて大荒れであったが、今年の秋の天候は「長雨大風」だと、7/29のブログで予想したとおりです。
日の暮れるのも早くなって(今日は日没午後4時44分、日の出は6時9分)、午後3時を廻ると影も伸びて、掲句のような様子になる。

仁丹

仁丹ビル跡
人の営みあへるわざを見るに、春の日に雪仏を作りて-------   徒然草

レトロなお店#5
仁丹ビル跡地である。
志賀昆虫社から歩道橋で国道246号線を渡ると、そこに仁丹ビルがあったが、今は完全に取り壊されて更地になっている。出来た当時(昭和30年代後半?)は渋谷宮益坂下の交差点からこの仁丹ビルが見えたし↓、
仁丹ビル
いわば渋谷のランドマークでもあったが---、半世紀よくもったと言うべきでしょうね。
現代は一品専売的な会社には難しい時代なのです(例えば、仁丹、養命酒、命の母、求心、正露丸、メンソレ、トクホンなど)。
ところで仁丹はまだ売っているのだろうか? 仁丹オンラインショッピングで見たところ、すっかり健康食品を売る会社になっていて仁丹は見つからなかった。仁丹は殆どが飲兵衛サラリーマンの口臭消しに使われていて、女性ユーザーというのはあまりいなかったような気がする。女性と高齢者にアピールしないビジネスは駄目だということでしょうね。

一の酉

大國魂神社酉の市
やや寒くやや暖かく一の酉 華了

酉の市である。(カメラはR4)
突然思い立って、府中大國魂神社の酉の市に出かけてきた。
府中も大國魂神社もはじめてである。
ここは新宿・花園神社(昔、近所に住んでいた頃お酉様に行ったことがある。まだ「ヘビ女」とかの見世物小屋が出ているらしい。)、目黒・大鳥神社と並んで関東三大酉の市の一つだそうです。
日本武尊が死んだあと、大きな鳥になって舞い降りた所を祭りしたのが堺市の大鳥神社、それから日本武尊を御祭神とする神社が酉の日にお祭りをするようになったのが由来のようです。
長い参道の脇に夜店が並んでいるが、熊手屋は数件しかなく、シャンシャンシャンの手拍子もまばらで淋しい。2年前にお酉様に行ったことがある浅草鷲神社では熊手屋がそれこそ所狭しと並んでいたが、こちらは食べ物がメインで--、お酉様は浅草に限るようです。
今年は三の酉まであるので火の用心です。
酉の市
この写真↑今朝(11/5)の読売朝刊多摩版の写真より奥行きがあって良いような気がします、

志賀昆虫

志賀昆虫2
虫は---、蓑虫いとあはれなり、--蝿こそ憎きもの--  枕草子

レトロなお店#4
志賀昆虫である。
渋谷宮益坂を登りきったところに、志賀昆虫と言う大きな看板をつけたビルがある。
ここが昆虫少年(おじさんもかな)憧れの聖地「志賀昆虫普及社」のビルである。
志賀昆虫1
創始者を志賀卯助さんといい、「日本一の昆虫屋 志賀昆虫普及社と歩んだ百一歳(文春文庫)」という本も書いている。本の紹介文では「“昆虫採集”ブームをつくった伝説の男 「志賀昆虫普及社」の創設者志賀夘助の回想記。極貧から身を立て、日本の昆虫標本や用具の開発に心血を注いだ翁の波瀾万丈の人生」となっているが、とにかく買うなり借りるなりして一読をお薦めする。
大野一雄さんといい、漢字の白川静さんといい、100歳近くでも活躍中の人は多いですね。

すすき

小山田のすすき 乗鞍のすすき
をりとりてはらりとおもきすすきかな 蛇笏

すすき(薄)である。(ポジスキャン、小山田緑地と乗鞍まいめの池)
紅葉と並ぶ秋の風物の代表であるが、前者が龍田姫であればこちらは老禅師であろうか。
高さ1.5mくらいの花茎の先に花(正確には花穂というのだそうです)をつける。夏に茎葉を刈りとって利用するときは「カヤ」とよんでいる。そう、「薄(すすき)」と「萱(かや)」は同じものである。ちなみに、「よし(葦)」と「あし」もおなじもので、あし=悪しにつながるので、よしと呼ぶようになった。するめをアタリメ、梨の実をありの実というのと同じです。
では、荻(おぎ)の見分けはつきますか? すすきにそっくりですよ。本には「花が純白であり、大きいことで区別できる。」と書いてありますが、脇にすすきでもあれば比較もできますが、荻だけあると---なかなかね。
荻
(↑写真は渡良瀬湖畔亭より)

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